ジョホールバルの「日本人街」タマン・モレック地区

マレーシア最南端の都市「ジョホールバル」はシンガポールから車で1時間程度と、その立地の良さから年々注目が集まっています。そんなジョホールバルの日本人街と称される事も多い地域が「タマンモレック(Taman Molek)」で、日本人から人気のコンドミニアム(マンションタイプの集合住宅)などが多数あります。

今回はジョホールバルの中でも特に「タマンモレック(Taman Molek)」を見ていきます。

目次

ジョホールバルの日本人街「タマンモレック」の居住場所

タマンモレックには一戸建ての住宅の他にコンドミニアムと呼ばれる、日本のマンションスタイルの居住エリアがあります。タマンモレックには日本人から人気のコンドミニアムが多数あり、その中でも代表的なのが「モレックパイン」です。

モレックパイン(Molek Pine)3

モレックパイン3(Molek Pine 3)は現地デベロッパー「ベリンダ」が開発したコンドミニアムです。2013年に完成した比較的新しい28階建てコンドミニアムで、全体で248戸の部屋があります。日本人から人気の高級コンドミニアムで、バトミントンコートやスイミングプールなどを完備。24時間常駐しているセキュリティにより安全性も確保されています。

施設・ファシリティ

  • バドミントンコート
  • バーベキューエリア
  • 多目的ホール
  • 温泉・サウナ
  • スイミングプール
  • 子供用プール
  • バスケットボールコート
  • ジム
  • プレイグラウンド
  • テニスコート

販売価格・家賃相場

販売価格RM620,000 – RM980,000
家賃相場RM1,600 – RM4,300
2024年9月時点

モレックパイン4

モレックパイン4(Molek Pine 4)はTanjung Bintangデベロッパーによって計画、大成建設が建設の監督をした高級コンドミニアムで2015年に完成しました。全体で260戸の部屋があり、温泉も完備している事から日本人から人気を集めています。日本人学校までのスクールバスもあり、特に駐在の方に人気の居住エリアです。

施設・ファシリティ

  • バドミントンコート
  • バーベキューエリア
  • ジム
  • プレイグラウンド
  • スイミングプール
  • 子供用プール
  • バスケットボールコート
  • 多目的ホール
  • テニスコート
  • 温泉・サウナ

販売価格・家賃相場

販売価格RM683,600 – RM2,590,000
家賃相場RM3,300 – RM6,000
2024年9月時点

タマンモレックにある人気店

タマンモレック周辺には多くの人気店も立ち並んでいます。普段の生活にも不便しない地区で、車は必須といわれるジョホールバルでは珍しく、車を持たない生活も選択肢は減りますが可能。日用品の買い出しや飲食、最低限の必要なインフラ系のお店などは揃っています。

レストラン

KEMURI

KEMURI、ジョホールバルKEMURI、

タマンモレックで外せない日本食レストラン「ケムリ(KEMURI。)」古くからこの場所で営業を続けている、日本人オーナーの焼き肉店で良心的な価格設定のランチセットや日本から仕入れている焼き肉が人気。週末はシンガポールからのお客さんも多く来るなど、日本の味が恋しくなったら行きたい日本食レストラン。モレックパインから徒歩圏内というのも魅力的。

HINOtORI

火の鳥 ジョホールバル、Hinotoriジョホールバル、

モレック地区から車で5分ほど、歩くには少々距離がありますが、隣のポンデロッサ地区にあるのが日本食レストラン「HINOtORI(ヒノトリ。)」HINOtORIは日本から仕入れた食材を多様しているシーフードやステーキなどが売りの日本食レストラン。高級食材やお酒などを常時揃えており、目玉商品は宮崎牛を使ったステーキ。日本から直送された海鮮を使った寿司や刺し身の他にも焼き鳥や海老、フォアグラなどもあります。

買い物

Maslee Express(マスリーエクスプレス)

ジョホールバル日本人街、モレックパイン、

モレックパイン4直結という好立地にあるの「Maslee Express(マスリーエクスプレス)」というマレーシア系の現地スーパーマーケット。日用の食品や雑貨などの購入に便利。またマスリーエクスプレスには入口入って左側にノンハラルコーナーを用意。マレーシアでは豚肉や酒類などの販売は宗教上の理由から別の場所に分けられている事が多いです。

Deluxe Circle(生鮮超市)

タマンモレック、ジョホールバル日本人街、 

ケムリ(KEMURI)の道の反対側にあるスーパーが食品や肉、海鮮に力を入れている「De Luxe Circle(生鮮超市)」です。比較的新しいスーパーマーケットで、肉や海鮮類の購入に便利。モレックパインから徒歩圏内で気軽に利用できます。

Ogenki Mart(お元気マート)

日本食品を専門に取り扱っているミニスーパー「お元気マート」はモレックパイン3の真下の商店街に入っています。日本から輸入された食材を取り扱っており、一部冷蔵食品から乾物系が多い。日本のお菓子やレトルト食品、缶詰、飲料など品揃えの幅も広いです。

ショッピングモール

イオン・テブラウシティー

タマンモレックから車で15分-20分ほどの場所にある最寄りのイオンモール。1階には食料品売り場があり、日本のイオン製品のものも入荷しています。他にも野菜や果物、日用雑貨があり、普段の物の購入で困る事はありません。食料品売場以外にもDAISOや無印良品の店舗もあり、日本の物も若干高いですが購入可能。

現地のアパレルショップや飲食店、カフェ、映画館がある総合商業施設となっています。

ミッドバレーサウスキーそごう

タマンモレックから車で10分-15分ほどの場所にあるのが「ミッドバレー・サウスキー」というショッピングモール。多くのブランドショップやアパレル店、マッサージ、宝石屋など様々な業種のお店が入店しています。比較的新しく、店内もモダンなデザインで綺麗。

タマンモレック周辺のコンビニやインフラ系ショップ

セブンイレブン

日本のコンビニはマレーシアでも健在!最寄りのセブンイレブンはギリギリ徒歩圏内。ただし大通りを超える、また横断歩道が無いので注意。セブンイレブンは日本のセブンイレブンを予想していると裏切られます。現地特化になっており、マレーシアのお菓子や飲料、ちょっとした食料品などが売られていて、日本のような手の込んだ商品はありません。日本式のコンビニを求めるならファミマの方がおすすめ!

また料金の支払いやプリペイドSIMカードの購入などインフラ的に役立つので必要になったら訪れてみてください。

ファミリーマート

日本の「Konbini(コンビニ)」をマレーシアでも展開しているのがファミリーマート。インフラ的にはセブンイレブンの方が便利、日本のおにぎりやおでんを求めるのであればファミリーマートに軍配が上がります。上記セブンイレブンの数軒隣に店舗を構えています。

クリニックオーバーシーA(クリニック)

タマンモレックから車で5分ほどの場所にあるクリニック「クリニックオーバーシーA」は綺麗で受付も親切なクリニック。日本語は通じませんが体調が優れない時はここに来るのがおすすめ。事前に予約も可能で、検診から簡易的な治療、薬の処方まで行ってくれます。大きな処置が必要な場合は大きな病院を紹介されます。

TMポイント(インターネット)

マレーシアでインターネットを契約するなら国営系列の「TM Point」がおすすめ。この地域では最も通信速度が確保されていると言われています。料金の支払いは基本インターネットで可能ですが、契約プランの変更や新規契約時には店舗へ行く必要があり、その店舗がモレック地域で一番近いのがこのお店。基本月3000円ほどから、通信速度によって更に上位のプランを選ぶ事も可能です。

テナガ・ナショナル(電気)

テナガ・ナショナルはマレーシア国営の電力会社です。電気の契約はレンタルの場合すでに完了しているので、毎月の支払いのみ必要になります。物件を買われた方は新規契約が必要になります。

支払いはオンライン、もしくは以下の店舗に設置してある、ATMの様な無人精算機でクレジットカード、もしくは現金での支払いが可能です。

ジョホールバルの日本人街「タマンモレック」は銀行が集まる地域!?

タマンモレックは多くの銀行の支店が集まっているエリアです。富裕層が多い地域でもあり、銀行や金融系のオフィスも多く存在しています。マレーシアで銀行口座を開設する場合、現地の長期滞在ビザが必要です。MM2Hや就労ビザ、学生ビザなどがあれば口座が開設できます。

タマンモレックにある銀行リスト(一部):

タマンモレックからアクセスできる学校

タマンモレック内にインターナショナルスクールはありませんが、比較的近い場所にいくつかのインターナショナルスクールが、また多くの学校がタマンモレックへスクールバスを運行しています。日本人学校もモレックパインへスクールバスを運行しており、多くの学生がスクールバスを利用して通学しています。マレーシアでは学生が一人で登校するスタイルは一般的ではなく、殆どの場合親御様による送迎、もしくはスクールバスを利用して通学しています。

タマンモレックから近い学校

ジョホールバルにあるインターナショナルスクール一覧は以下の記事から。

あわせて読みたい
【2024年最新】ジョホールバルインター校一覧リスト ジョホールバルのインターナショナルスクールは計21校。国際バカロレアやイギリス式、アメリカ式など多くの学校があります。

ジョホールバル移住ならタマンモレックを候補に!

ジョホールバル移住を検討しているのであれば、タマンモレックは候補に入るでしょう。ジョホールバルの日本人街とも呼ばれるこの地域には多くの日本人が住んでおり、日本食レストランやスーパー、インフラが整っているため、車を持たずとも最低限の生活が可能です。特にマレーシアでの移動手段に懸念点がある場合、タマンモレックは唯一無二の魅力があります。

しかし、多くのインターナショナルスクールから遠く、スクールバスを使った通学では多大な時間がかかります。教育目的での移住であればジョホールバル西部の方が人気が高いエリアとなっています。

またシンガポールとジョホールバル間を頻繁に往来するには少し遠い場所で、国境までは車で30分ほどかかります。Grab(配車アプリ)を利用する事は可能ですが、頻繁にシンガポールへ行かれる方はジョホールバル市街地の方が便利な環境が整っています。

この記事ではジョホールバルの日本人街「タマンモレック」をご紹介しました。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ジョホールバルのインターナショナルスクールを紹介していただくことはできますか?
    10・14歳です。
    来年から一年間通いたいです。
    宜しくお願いいたします。

    • コメントありがとうございます。
      当メディアでは個別でのインターナショナルスクールの紹介は行っておりません。

      こちらの記事ではジョホールバルのインターナショナルスクールを紹介しております。
      また、個別の学校の記事なども公開されておりますので、ご参考になりましたら幸いです。
      https://capturep.com/johor-bahru-international-school-list/

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