日本人に人気の移住先「マレーシア。」
そんな海外移住する際に避けては通れないのが「ビザ」です。
マレーシアのビザは大きく分けて以下の種類に分かれていますが、その中でも特に人気なのが長期滞在型ビザの「MM2H」です。MM2Hは別名リタイアメントビザとも呼ばれていて、多くの日本人のリタイアされた方からも人気を集めているビザです。
- 長期滞在MM2Hビザ
- 就労できる就労びざ(EP)
- 留学生向けの学生ビザ
- 中期滞在レジデントパス
2023年12月、MM2Hは3つのランクにカテゴリー分けされ、それぞれ自分にあったビザのスタイルが選択できるようになりました。
そんなMM2Hビザの各カテゴリー毎の大まかな条件は以下の通りです。
(情報は2023年12月16日現在)
永住権が申請可能な「プラチナ」
プラチナランクはMM2Hで最上級のランクになり、多くのマレーシアでの定期貯金が必要とされます。プラチナランクではマレーシア永住権の申請が可能になります。
- RM500万(約1億6千万円)の定期預金をマレーシア国内の銀行で組む。
- 内RM150万以上の不動産購入、医療、マレーシア国内旅行の目的で1年後以降に最大半額まで引き出し可能。
- 永住権の申請可能。
バランスの取れた「ゴールド」
マレーシアで永住権ほどではないが、長期的に滞在する予定がある方におすすめなのが滞在期間と貯金額のバランスが取れたゴールドです。
- RM200万(約6000万円)の定期預金をマレーシア国内の銀行で組む。
- 内RM75万以上の不動産購入、医療、マレーシア国内旅行の目的で1年後以降に最大半額まで引き出し可能。
- ビザの有効期限:15年間(更新可能。)
条件優しく申請しやすい「シルバー」
最も多くの方が申請すると容易に予測ができるシルバーは一昔前のMM2Hとほぼ同じ、比較的簡素な条件で申請することができる、エントリーレベルのMM2Hになります。
- RM50万(約1500万円)の定期預金をマレーシア国内の銀行で組む。
- RM75万以上の不動産購入、医療、マレーシア国内旅行の目的で1年後以降に最大半額まで引き出し可能。
- ビザの有効期限:5年間(更新可能。)
上記3つに共通している条件
上記3つのMM2Hビザ「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」に共通している条件は以下の通りです。こちらは従来と年齢などの一部条件が変更されています。
- 申請は30歳以上。
- 配偶者ビザは21歳以下の子供、配偶者、両親、配偶者の両親、21歳以上、34歳未満の未婚の子供が申請可能。
- MM2H申請・更新は認定エージェントを通してのみ可能。
- マレーシアに年間60日以上滞在必須。
また現時点で今まで必須とされていた「海外での給与証明」の必要の有無については、メディアでの発表では確認できていません。こちらは不要になった可能性が高いです。情報の裏どりが取れ次第、こちらの記事に追記いたします。
出典
- San, K. G. (2023, December 15). Three-Tier System for Revamped MM2H Programme. The Star. https://www.thestar.com.my/news/nation/2023/12/15/three-tiers-now-under-revamped-mm2h-programme
- Leong, M. (2023, December 15). Govt Rolls out “special Edition” MM2H Programme with More Relaxed Conditions. New Straits Times. https://www.nst.com.my/news/nation/2023/12/990913/govt-rolls-out-special-edition-mm2h-programme-more-relaxed-conditions
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