マレーシアの一部地域ではカブトガニを食べる文化があります。マレーシア・ジョホールバルの田舎町「コタティンギ」ではカブトガニを食べる文化があり、漁師などの間で広まっていたという歴史があります。
今回はそんなコタティンギへ行き貴重な食事文化を体験してきましたので、そのレポートとなります。マレーシアでカブトガニを食べてみたい方、異国の地で変わった体験をしてみたい方向けの記事となります。
ジョホールバルでカブトガニを食す
マレーシア南部の街、ジョホールバル市街地から車で50分ほど、コタティンギの一部地域はカブトガニの養殖が盛んです。
カブトガニは世界で4種類生息していて、内3種類がマレーシア近郊に生息しています。毒性のカブトガニもあり、食用に養殖されているのは安全な無毒なカブトガニです。
マレーシアで一般的に食べられているわけではありませんが、ジョホール州・マラッカ州の一部やその他の州でも漁村などでカブトガニを食べる文化が定着しています。
ここコタ・ティンギの飲食店では他の海鮮料理やマレーシア料理の中の一つとしてカブトガニを提供しています。
少しチャレンジングな珍味のため、他のメニューも注文するのがおすすめ。量も多いので注文しすぎず少なめに頼んでみてください。
味付けが強いのでクセは少なめ
実際に運ばれてきたカブトガニが上の写真。
見た目からはぱっと見分かりませんが、屈強な甲羅がついていて食べれる場所は少ない。
辛めの味付けとなっていてカブトガニの味は、、、後から泥の匂いが鼻を通り抜け確実に感じられます。
実際、「味」としては辛味と香辛料の味なのですが、カブトガニの泥臭さが完全に抜けきれていない。一生に一度、食べてマレーシアのちょっと変わった文化を経験するという価値はありますが、もう一度食べるか?と言われたらその答えは想像できると思います。
人数分÷2くらいの分量を注文してシェアするとちょうど2口づつくらいになるので、それくらいで良いでしょう。1名セットから3名以上のセットまで選べるので最適な量を注文してください。
カブトガニ養殖場の見学
癖の強いカブトガニ料理を堪能した後はカブトガニの養殖場を見学させていただきました。
こちら出荷できる状態に成長するまで12-13年ほどかかります。それでいて1000円以下で売られていて気軽に食べることができるので労力に見合った効果はあまりなさそう。
主に医療用に使われているカブトガニですが、ここの養殖場で飼育しているのは小さめの種類の為、医療よりは食用としてマレーシアやタイなど東南アジアの近隣諸国へ出荷されているようです。
実際に手に取って生態や構造を説明してくれました。この養殖場は個人の見学は無料。それでいて丁寧に説明して頂いて感謝です。
甲羅の部分はもちろん食べれないので、多bれる部分はごくわずか。10年以上かけて飼育して肉は微量しか取れないので貴重に思えますがやはり癖のある味。
主に医療用として養殖されている
コタ・ティンギのこの地区は長年カブトガニの飼育によって栄えてた町のようです。このようなカブトガニのモニュメントもあり、地域内には多くのカブトガニの養殖場とカブトガニを提供しているレストランがあります。
マレーシアのレアなカブトガニの食事文化を体験してみるのであれば、この地域がおすすめです。
今回訪れた場所
レストラン
養殖場
養殖場のそばにはビーチや写真スポットもあり南シナ海に面している、ジョホール市街地とは全く違う雰囲気の場所です。日帰りの小旅行がてら行ってみてください。結構時間かかります。
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