ジョホールバルはシンガポールから車で1時間ほどの場所。海岸沿いに行くと少し大きめの川とも錯覚するジョホール水道の向こう側はシンガポール国。
こんなに近くても国が違えば越境しなくてはいけません。そしてヨーロッパのシェンゲン協定の様な物は無く、越境時には毎回パスポートチェック、そして出国、入国の手続きがあります。
電車で行く方法はこちらの別記事で紹介しています。
今回はマレーシア・ジョホールバルからシンガポールへ路線バスを使っていく方法をご紹介します。
路線バスは黄色い車体の路線番号「CW」
Causeway Linkというマレーシアのバス会社が運行している路線番号「CW」から始まるバスは全てシンガポールへ行く路線となっています。運行本数も多く、10分〜15分に1本程度となっており、時刻表はありません。
ジョホールバルとシンガポールを結ぶ橋は2本あり、どちらの橋にもバスは通っています。
各種路線図はこちらからご覧いただけます。
https://www.causewaylink.com.my/routes-schedules/singapore-cross-border-bus/
ジョホールバルでのバスの乗り場
最も有名でバスの運行本数が多いジョホールバル側でのバス乗り場が国境になります。シティスクエアからは歩道橋で繋がっており、先に出国を済ませてからバスへ乗ります。
シティスクエアの3階から「Woodlands」という看板を目当てに進みます。すると歩道橋をこえ、出国カウンターに入ります。出国時にはパスポートが必要で、「ALL PASSPORT」のカウンターから出国手続きをしてください。
出国手続きを終えたらエスカレータを降り、バスのりばから黄色いバスを探します。
多くの場合は手前側の乗り場に止まっていることが多いです。バスの乗車運賃は現金、もしくはManja Linkと呼ばれるカード、シンガポールのEz-LinkとNETSカード、またデビット・クレジットカードのVisaタッチ決済を受け付けています。前払い方式で降車時にカードをタッチする必要はありません。
Manja Linkはバス乗り場横の黄色いカウンターで購入が可能。また入金も同じカウンターですることができます。
この時乗車するバスは黄色いCauseway Linkであればどれでも大丈夫です。シンガポール側のバスも乗り付けていて、運賃や支払い方法が異なりますが、基本的にカードであれば、そして路線バスタイプであればどれでも乗車可能です。
バスの乗車時間は早ければ1分、渋滞すると数字分にも及びます。座席数は限られているので、列の後ろの方に並ぶと立っての乗車になります。
特に金曜日と週末は混雑が予想されるので、時間帯を見て注意してご乗車ください。
シンガポール側に着いたら
シンガポールに着いたら入国審査を通過、また荷物検査を通過する必要があります。入国時にはパスポートの提示のみで大丈夫ですが、事前にSG Arrival CardをMy ICA Mobileより登録する必要があります。
App StoreもしくはPlay Storeからインストール可能です。
App Store: My ICA Mobile
Google Play: My ICA Mobile
またシンガポールへのチューイングガムの持ち込みは法律で禁じられています。バッグの中にチューイングガムが無いか、またタバコは課税対象になる恐れがありますので確認してください。
カウンターで入国審査を終え、荷物検査を終えたら、再びエスカレーターで下に降り、バス乗り場へ行きます。
シンガポール側では行き先に注意する必要があります。CW1はシンガポール北部にあるMRTのKranji駅行き、CW2はQueenStreetというBugis、Orchard方面のバスターミナルに到着します。QueenStreetから最も近いMRT駅はラッフルズ病院裏にあるBugis駅が最寄りです。徒歩5分~10分程度で歩いて移動が可能な距離です。
シンガポール南部の市街地エリアへアクセスする場合はこのCW2系統が最も便利な路線となります。MRTは停車駅が多い為、バスと比較し市街地まで時間がかかります。
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